第3回 野球肘の根本的な改善を目指したアプローチ(超導入編)【神奈川・グライフ淵野辺整骨院】
2021/11/27
こんにちは。
スポーツ障害特化型治療院【グライフ淵野辺整骨院】スタッフの菅生です。
第3回の本日は、
『野球肘の根本的な改善を目指したアプローチ(超導入編)』
と題して当院がどのように治療戦略を立てているかをお伝えします。
といっても “超導入編“ なので今回の内容が全てでは無いことをあらかじめご了承下さい。
「野球肘だね〜。痛く無くなるまではボール投げないで様子をみましょう。湿布出しておきますね。」
こんな経験ありませんか?
そもそも野球肘とはなんでしょうか。
日本整形外科学会のホームページでは以下のように記されています。
成長期にボールを投げすぎることによって生じる肘の障害を野球肘といいます。
投球時や投球後に肘が痛くなります。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなることもあります。
たしかにこの通りです。
ただ、これだけの情報では足りていない事も事実です。
内側側副靱帯損傷・離断性骨軟骨炎・尺骨神経痛・円回内筋付着部炎などなど、全てを説明するには膨大な量を必要とするので分かりやすく要約しているという理解で学会の説明では良くないと言っているわけではありません。
しかし、目の前にいる患者さんには詳しく説明する必要があるのです。
患者さんに状態の理解をして頂き、“なぜ痛くなったのか”・“肘といっても肘のどこを痛めているのか(靭帯?骨?筋肉?神経?)”・“どうすれば良くなるのか”こういったことを説明した上で、ご本人の協力を得ながら治療を進めていかないとなかなか良くはなりません。
「肘が下がったフォームだから肘を痛めるんだ!」
確かにこれも1つの原因となっているかもしれません。
そして、その方の原因がまさにそれだったとしましょう。
その方はしばらく休み、痛みが引いた後に肘を高く上げて投げようとすると思います。
しかし、そもそも肩周りの柔軟性が悪くて肘を高く上げられなかったらどうでしょうか?
結局肘は下がったままのフォームで投げて、肘の同じ痛みを繰り返す事が想像できます。
休む→投げる→痛い→休む→投げる→痛い・・・・・・・(無限ループ)
といった事態にならないように、
・なぜ肘が痛いのか
・肘の中でもどこが痛いのか
・休めば良くなるのか、他の部分を改善しないといけないのか
これらをクリアにしていくことを当院では考えて治療をしています。
精密検査が必要な状態の方には、専門医の先生をご紹介する事もございます。
もし、いわゆる“野球肘”にお困りの方がいらっしゃいましたらぜひ一度ご相談下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます!
次回は、
『スポーツ障害を得意とする当院のコンセプト“その2”』
をお伝えしたいと思います。
次回投稿もお楽しみに!